2003年 - 2003年 テレビゲームの熱中感に関する実験的検討
テトリスを使って,テレビゲームに熱中する要素について実験した.テトリスの熱中感に作用する要素として,テレビゲームの「目標性」「報奨性」「操作性」「現実性」について調べた結果,「目標性」が最も大きく影響した.その目標は,1ゲームをなるべく長時間持続させることであることが示唆された.テレビゲームは内発的動機づけの高い行動である点から,テレビゲームへの動機づけの要素がCAIに適用される可能性について議論した.その1つの方法として,学習時の「時間への挑戦」が内発的動機づけを高めうる点を指摘した.