研究者総覧

中木 直子 (ナカギ ナオコ)

  • 健康栄養学科 講師
Last Updated :2024/02/02

研究者情報

学位

  • 博士(生活環境学)(2020年09月 奈良女子大学)

J-Global ID

研究キーワード

  • 健康科学   栄養学   糖代謝   グレリン   高脂肪食誘発性肥満   女性ホルモン   

研究分野

  • ライフサイエンス / 栄養学、健康科学
  • ライフサイエンス / 生理学
  • 人文・社会 / 家政学、生活科学

経歴

  • 2021年04月 - 現在  学校法人光華女子学園 京都光華女子大学健康科学部 健康栄養学科講師
  • 2017年04月 - 2021年03月  学校法人光華女子学園 京都光華女子大学健康科学部 健康栄養学科助教

学歴

  • 2014年04月 - 2020年09月   奈良女子大学   大学院人間文化(現. 人間文化総合科学)研究科   共生自然科学専攻
  • 2012年04月 - 2014年03月   奈良女子大学大学院   人間文化研究科博士前期課程   生活健康・衣環境学専攻

所属学協会

  • 日本スポーツ栄養学会   日本生理学会   日本家政学会   日本栄養改善学会   日本環境感染学会   

研究活動情報

論文

書籍

  • 子どもと社会の未来を拓く 子どもの食と栄養
    (担当:分担執筆範囲:第4章3 (5), 第8章実習5)青踏社 2020年03月

講演・口頭発表等

  • 中木直子; 森本恵子
    第22回日本栄養改善学会近畿支部会学術総会 2023年12月
  • 女子大学生を対象とした月経前・月経中の主観的月経随伴症状と食欲・食嗜好の変化に関する調査  [通常講演]
    宝関彩乃; 大塚悠夏; 田中愛佳; 浦千尋; 中木直子
    第69回日本栄養改善学会学術総会 2022年09月
  • 女子大学生中長距離陸上競技者の「利用可能エネルギー不足」と月経およびコンディションに関する現状と検討  [通常講演]
    中木 直子; 河嶋 伸久; 小島 菜実絵; 佐竹 敏之; 森本 恵子
    日本スポーツ栄養学会 第8回大会 2022年08月
  • Effects of estradiol on an orexigenic function of ghrelin in ovariectomized rats fed high-fat diet.  [通常講演]
    Naoko Yokota-Nakagi; Mizuho Kawakami; Haruka Takahashi; Akira Takamata; Yuki Uchida; Keiko Morimoto
    The 9th Federation of the Asian and Oceanian Physiological Societies Congress 2019年03月 ポスター発表
  • 卵巣摘出ラットに対するエストロゲン補充のグレリン抑制作用を介した高脂肪食誘発性肥満予防効果  [通常講演]
    中木 直子; 河上 瑞穂; 森本 恵子
    第65回 日本栄養改善学会学術総会 2018年09月 口頭発表(一般)

MISC

受賞

  • 2023年12月 日本栄養改善学会近畿支部会 若手研究者表彰
     若年女性の月経周期に伴う甘味嗜好性の変化に関する研究 
    受賞者: 中木直子
  • 2021年03月 奈良女子大学 令和2年度奈良女子大学学長賞
  • 2020年09月 奈良女子大学大学院 令和2年度大学院人間文化総合科学研究科奨励賞
  • 2013年03月 日本生理学会 佐川喜一賞
     Effects of estrogen replacement on high-fat diet-induced insulin resistance in ovariectomized rats. 
    受賞者: 横田 直子

共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 独立行政法人日本学術振興会:令和4年度科学研究費助成事業
    研究期間 : 2022年04月 -2025年03月
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業 基盤研究(C)
    研究期間 : 2021年04月 -2024年03月 
    代表者 : 森本 恵子; 鷹股 亮; 中木 直子
     
    近年の味蕾味細胞における脂肪酸受容体の発見は、舌における食事由来の脂肪酸感受性は脂質摂取量を調節する因子である可能性を示した。しかし、舌(口腔内)脂肪酸感受性が脂質摂取量にどのようなメカニズムで、どのような影響を与えるのかは未解明である。 (1)2021年度のヒトを対象とした研究では、食事中に脂肪酸感受性が変化する可能性、その変化が食事全体の脂質摂取量と関連がある可能性について検討を加えた。実験では、健康な若年男女大学生(11-13名)を対象とし、オリーブオイル、スクロースによる舌刺激を行い、その後のオレイン酸感受性の変化を測定した。その結果、男性では、コントロールと比較して、舌の脂肪・スクロース刺激後にオレイン酸閾値の有意な上昇が見られた。女性(月経期)においてもオレイン酸閾値は脂肪刺激後に上昇する傾向が観察された。なお、舌刺激前後のオレイン酸閾値に有意な性差は見られなかった。一方、男性では舌脂肪刺激後のオレイン酸閾値と自由選択摂食によるエネルギー摂取量との間には、正の相関関係が認められた。 (2)ウィスター系雌性ラットを使用した動物実験では、卵巣摘出後に高脂肪食(HFD)を与え、HFD誘発性肥満モデルを作成した。このモデルを用いて脂肪乳剤による口腔内・胃内刺激実験を実施し、口腔内、胃内への脂肪乳剤投与後のHFD摂食量の経時変化を測定するとともに、血漿消化管ペプチド濃度の変化を測定した。血漿グルカゴン様ペプチド-1、コレシストキニン濃度は脂肪乳剤の口腔内および胃内投与後に肥満モデルでははっきりした変化が見られなかったが、エストラジオール(E2)補充を行った群では、これら消化管ペプチドの血漿濃度が上昇した。以上より、卵巣摘出・HFD誘発性肥満モデルでは口腔・胃内の脂肪センシングから消化管ぺプチド分泌に至る経路の障害が存在する可能性が示唆された。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業 若手研究
    研究期間 : 2019年04月 -2023年03月 
    代表者 : 中木 直子
     
    2020年度は、エストロゲン(E2)の高脂肪食(HFD)誘発性肥満改善作用が糖質代謝へ与える影響について、卵巣摘出ラットを用いて検討を加えた。E2にはインスリン抵抗性を改善させる効果があることが知られているが、その詳細は明らかではない。また、グレリンには摂食亢進作用だけでなく、インスリン分泌抑制作用もあることが知られている。HFD摂食によるインスリン依存性グルコース代謝への影響とE2の作用を検討したところ、グルコース負荷試験では、インスリン抵抗性の指標であるグルコース・インスリン指数が、プラセボ群では普通食(SD)と比較してHFDで高値を示したが、E2群ではHFDによる変化は見られなかった。また、in vivoにてインスリン投与後に摘出した腓腹筋において、インスリンシグナリング経路におけるプロテインキナーゼB(Akt)のサブタイプであるAkt2のリン酸化が、SD摂食下では両群でみられた一方で、HFD摂食下ではE2群でのみ観察された。さらに、その下流にある分子量160kDaのAkt基質(AS160)のインスリンによるリン酸化は、いずれの食餌においてもE2群のみで観察された。このことから、HFDはE2欠乏下でインスリン感受性を低下させるが、E2補充は骨格筋におけるAkt2/AS160経路を活性化することで、インスリン感受性を改善する可能性が示された。 また、若年女性(7名)を対象に、摂食刺激によるグレリン分泌反応に女性ホルモンが関与する可能性を検討した。月経周期の3時期(月経期、排卵前期、黄体中期)に実験を行い、12時間絶食時と栄養補給飲料摂取後に採血し、血漿グレリン濃度の変化を見たところ、3時期とも同様に、空腹時に比べて摂取後にグレリン濃度は約半分まで低下することを確認した。しかし、血漿グレリン濃度は月経周期間での差は見られず、体脂肪率やBMIとの関連もないことが示された。
  • 韓国と日本の食育における牛乳・乳製品の価値観について~成長期におけるヘルスリテラシーの醸成教育に向けての比較検討~
    牛乳食育研究会 乳の学術連合:2019年度「食と教育」学術研究
    研究期間 : 2019年04月 -2020年03月 
    代表者 : 今中美栄; 細川優; 福田詩織; 多々納浩; 金 美玉; 坂本裕子; 桑島千栄; 中木直子
  • 女子大学生長距離陸上選手の「利用可能エネルギー不足」の現状と月経およびコンディションに及ぼす影響
    公益財団法人ダノン健康栄養財団:平成31年度ダノン学術研究助成金 (若手研究助成)
    研究期間 : 2019年01月 -2019年12月 
    代表者 : 中木直子
  • 女子大学生を対象とした月経周期に伴う味覚・食行動の変化と月経前症候群との関連
    公益財団法人明治安田厚生事業団:第34回若手研究者のための健康科学研究助成
    研究期間 : 2017年12月 -2019年02月 
    代表者 : 中木直子

担当経験のある科目

  • 食品衛生学実験 (京都光華女子大学)
  • 栄養学実験 (京都光華女子大学)
  • 応用栄養学 (京都光華女子大学)
  • 基礎栄養学 (京都光華女子大学)
  • 応用栄養学実習 (京都光華女子大学)